札幌銭湯について
はじめまして。札幌銭湯運営、銭湯のせがれ小西崇聖(facebookはこちら)です。
突然ですが、今(2017年7月現在)札幌に銭湯(公衆浴場)って何軒くらいあると思いますか?
答えは44軒です。
この広い札幌、44軒だと実際どこに銭湯があるのか?ってわからないですよね?
大きなお店のように駅前や幹線道路に面している店舗ばかりではないですし良い意味で銭湯は地域に溶け込んでいるので、こんなところに銭湯があったの?って気づくこともあるかと思います。
かといって、たくさん情報発信されているかというと残念ながら実際そんなに多くないんですよね。
話はかわりますが、お風呂に入った事がない人ってあまりいないのではないでしょうか。
私はシャワー派だからって方はいらっしゃるとは思いますが・・・。
次に温泉に入ったことがある人。これも多数だと思います。家族や友人との旅行や仕事や勉強の息抜きに良いですよね!
では、銭湯に行ったことがある人?
ここになるとグッと減ってしまうのではないでしょうか。
特に10代や20代の方は行ったことがないってのはもちろん銭湯って何???って方もおられるかと。
今はほとんどの家にお風呂はついてますから。
ある世代の方には懐かしい銭湯ですが、今の若い世代の方にとって銭湯に行くことは既に未知の体験のひとつなのかもしれません。
銭湯は日本の文化。よく聞く言葉です。
湯につかるという行為そのもの、そこに出来たコミュニティ、人と人とのふれあいなど様々な要素がつまっている言葉だと思います。
もちろん今もそれはつながっています。
入浴の為に銭湯に行くことが必然でありそこにあったコミュニティーは時代ととも縮小しているのは事実です。
けれど今でも、いえ今だからこそ人と人とが気軽にふれあえる場所ってどこかにあっても良いんじゃないか?と思います。
札幌銭湯を通して、札幌の銭湯の情報、魅力を発信するとともに入浴する場所としての価値だけでなく、銭湯は面白い場所ということを“銭湯フレンズ”の皆さんと一緒に創造していきたいと思います。
文化を繋ぎ、銭湯が遺産にならないために。