【福の湯】欲張りな人も大満足の福の湯さんに入ってみた!

札幌市北区の銭湯福の湯
福の湯入り口

札幌市新琴似駅から徒歩10分のところに位置する「福の湯」さんにおじゃましました。「笑う門には福来る」という通り、「福」が付いている銭湯は縁起が良い気がしますね。力強く書かれている木の看板を目にし、中に入ってみましょう。

光さす浴室

福の湯さんは浴槽が奥に配置されている浴室です。だから、洗い場の開放感と、浴槽まで歩く時のドキドキ感があります。
そんな浴槽内でも思いっ切り感じてみたいのは、光。まずは、明るい時間は日の光を取り入れる窓からさす光。
日中は思う存分に日差しが入る浴室は気持ちいいっ!お家お風呂ではできない体験です。そして、夜は浴室の中央に据え付けてある外灯の光。ちょっとムーディな灯りは、夜に落ち着いた気持ちで過ごすのにピッタリです。こんな「光」が工夫された浴室。行く時間によって違いを楽しんでみるのもいいですね。
では、次は早速、あったか~いお湯を求めて奥に進みましょう!

おおきな青の湯船

湯船は、まず大きな浴槽から入りましょう。青い浴槽。「青い薬湯だ(入浴)!」と思い、クンクンしてみましたが香りがない。よーく見渡すと、浴槽の色が真っ青なのでした。大げさなと思うことなかれ。私はこのような体験は初めてでした。それくらい、タイルの繋ぎ目とかが目立たないデザインということです。青々した浴槽、一度は騙されてみてください笑。
ちなみに手前には段がついており、浅く浸かる事ができ、段から下りて肩までじっくり浸かる事もできます。広い浴槽の中でも、こうしてさり気ない使いこなしができるのも便利です。

今日はどんな湯?

大きな浴槽と対にある、浴槽。ちょっとだけ小さめ。なんとここは「薬湯」の浴槽です。この日は「パパヤ桃源・くすり湯」。日によってお湯が変わるので、「今日はどんなお湯かな?」とお楽しみが1つある感じです。香りを楽しみながら身体があたたまったら、隣の水風呂に入るのも良いですね。

奥のスペースにダブルの癒し

ここまでご紹介した「青い浴槽」「薬湯」に満足してもまだまだ先はあります!なんと、奥には2つの癒し空間があるのです。
まず1つめは「ラドン室」。人工のラドン温泉で「身体内にたまっているコリや痛み等の原因である老廃物質を取り除き、新陳代謝を活発にします。」との事。このラドン温泉は5~10分の入浴がオススメだそうで、空気中にもイオンで発生しているそうです。空間ごと身体に優しいって素敵です。浴槽はぬるめなので、ゆーっくり浸かりながら深呼吸をすると身体が軽くなる気分です。
2つめの「スチームサウナ」はまさにスチームの中でジワジワ汗がかけるサウナ。スチームなので、無理なく入っている事ができます。やっぱりここでもゆっくーり深呼吸。
うーん、この奥の2つのスペースは最強です。お湯の浴槽では得られない、ダブルの癒しですね。

野菜が買える銭湯

充実した浴室で過ごした後は、瓶牛乳等お好きな飲み物をゴクリ。でも福の湯さんの湯上がりの楽しみは、飲み物だけじゃないんです。なんと、脱衣所で新鮮野菜が買えるのです。ご親戚から日替わりで仕入れた産直の野菜を販売されています。全部100円!!良心価格すぎますっ!
初めての訪問時は「これ・・買ってもいいんですか」と興奮して挙動不審だった私。その時は優しい常連さんに勧められて、ニンニクとサヤインゲンを買いました。ニンニクもサヤインゲンも甘く、柔らか。美味しかったです。本当に。銭湯ついでに、旬の野菜が調達できるなんて健康的です。まさに一石二鳥。こちらの販売籠は女湯にしかないのですが、男性でも店主さんにお声がけ頂ければ購入できますよ。

草花生きる銭湯

下足箱の上には観葉植物が沢山。夏は表の花壇にもお花が沢山。「草花がある銭湯は良い銭湯しかない」と自説では思っている私。ここでもその説の実証ができました。お花はお客様から頂戴することもあるそうです。気になるお花があったら、店主さんに是非聞いてみて下さい。お詳しいので丁寧に教えて下さります。毎日通ってお花にも詳しくなりたいな。

 

最後に

お風呂もサウナもラドン浴もして。野菜も買ったし、気になる植物のお話もできたし、うーんっ、大満足です。でも、もっと欲張りな方にいいお知らせ。この福の湯さんでは、週1回体操の教室を脱衣所で行っているそうです。いい汗かいた後に、福の湯さんのお湯に浸かる・・・なんとも魅力的ですよね。
まずは、この福の湯さんに足を運んで、思いっきり癒される体験をしてみて下さいね。

この記事を書いたフレンズ:札幌銭湯公認ライター 銭湯OLやすこ

札幌市北区の銭湯福の湯

ABOUTこの記事をかいた人

銭湯OL やすこ(ライターフレンズ)

北海道札幌市出身・東京在住の銭湯マニア。上京後東京で銭湯にドップリハマり、地元札幌の銭湯の魅力も再発見中。 東京浴場組合公認ライターとして「銭湯ライター」をつとめながら、ラジオ・TVはじめメディアでも銭湯の魅力を紹介中。